荷物の置き場に困っていませんか?家が狭くて収納スペースが足りない、季節用品の保管場所がない、引越しの際の一時保管先を探している…そんな悩みを抱える方にとって、トランクルームとは倉庫業者が取り扱っている、荷物の預かりサービスです。
近年、「所有」から「利用」へと価値観がシフトする中で、トランクルームの店舗数は2020年度11,000店舗を突破。ファミリーレストラン市場の店舗数を超える人気を誇り、トランクルームの延べ室数は50万室を超えましたという驚異的な成長を見せています。
しかし、初めてトランクルームを利用する方にとっては「どのサービスを選べばいいの?」「料金相場はどれくらい?」「失敗しないための注意点は?」といった疑問が数多く浮かぶはずです。
今回は、トランクルーム初心者の方が安心してサービスを選べるよう、基礎知識から賢い選び方、おすすめサービスまでを徹底的に解説します。この記事を読めば、あなたにピッタリのトランクルームが必ず見つかるはずです。
トランクルーム初心者が知っておくべき基礎知識
トランクルームの3つのタイプを理解しよう
トランクルームには大きく分けて3つのタイプがあります。それぞれの特徴を理解することが、失敗しない選び方の第一歩です。
1. 屋内型トランクルーム
「屋内型タイプ」では、ビルのフロアの一部もしくは一棟をパーテーションで間仕切りをして収納スペースを用意しています。最大の特徴は空調設備が整っていることで、温度・湿度の影響を気にすることなく物を保管できます。本、書類、洋服など、湿気の影響を受けそうな物を保管するのに向いています。
– メリット: 空調完備、セキュリティ充実、24時間利用可能
– デメリット: 料金が高め
– 料金相場: 月額3,000円〜20,000円
– 適した荷物: 衣類、書類、電化製品、楽器など
2. 屋外型トランクルーム(コンテナ型)
屋外に設置されたコンテナタイプのトランクルームです。屋外型は空調がないことがほとんどなので、温度や湿度の影響を受けにくい荷物を預けましょう。たとえば、アウトドア用品やゴルフ用品といった、大きな荷物を預けるのに適しています。
– メリット: 料金が安い、車での荷物搬入が楽、大きな荷物も保管可能
– デメリット: 空調なし、湿度管理が困難
– 料金相場: 月額2,000円〜7,000円
– 適した荷物: アウトドア用品、タイヤ、バイク、家具など
3. 宅配型トランクルーム
トランクルームを訪れる必要がなく、荷物の出し入れの際は宅配業者が集荷や配達に訪れてくれます。忙しい方や車を持たない方に最適なサービスです。
– メリット: 自宅から荷物を送るだけ、温湿度管理完備、セキュリティ充実
– デメリット: 荷物の出し入れに時間がかかる、取り出し料金が発生する場合あり
– 料金相場: 月額300円〜3,000円(箱・スペースサイズによる)
– 適した荷物: 衣類、書籍、小物類など
格安トランクルームの料金相場と1000円台サービス
全国の料金相場を把握しよう
トランクルームは主に、エリアと広さ、設備内容の3点で値段が変わります。とくに、都市圏と地方での料金の差は大きく、地域による価格差を理解することが重要です。
東京都内の料金相場(月額)
– 屋外型: 3,000円〜15,000円
– 屋内型: 5,000円〜30,000円
– 宅配型: 300円〜3,000円
地方都市の料金相場(月額)
– 屋外型: 2,000円〜8,000円
– 屋内型: 3,000円〜15,000円
– 宅配型: 300円〜3,000円
月額1000円台で利用できる格安サービス
1,000円以下のトランクルームをお探しなら宅配型トランクルームを中心に選ぶこととなりますが、加瀬のレンタルボックスとハローストレージには月額1,000円台のトランクルームもあります。
1000円台で利用できる主なサービス
1. 宅配型トランクルーム各社: 月額300円〜1,500円
2. 加瀬のレンタルボックス: 月額1,500円〜(地方の小型ボックス)
3. ハローストレージ: 月額1,500円〜(キャンペーン利用時)
4. イナバボックス: 月額1,800円〜
初期費用も含めて総合的にコストを計算することで、本当にお得なサービスを見極めることができます。
失敗しないトランクルーム選びの5つの重要ポイント
1. 立地・アクセスの良さを最優先に
様々な選択するときのポイントはありますが、弊社がおすすめするのは「立地の近さ」です。なぜなら、荷物を取りに頻繁に通うわけではなかったので、荷物を家に運ぶときは必ず大荷物。毎回タクシーを利用して衣替えなどを行っていましたという実体験があるように、遠いトランクルームを選ぶと交通費がかさんでしまいます。
立地選びのチェックポイント
– 自宅から車で15分以内
– 公共交通機関でアクセス可能
– 駐車場の有無(車利用の場合)
– 周辺の治安状況
2. 保管環境と荷物の適性を確認
トランクルーム利用の際は保管環境にも注意を付けたいですね。トランクルームには『屋内型』『屋外型』『宅配型』と3つのタイプがあり、それぞれ保管環境も違います。
荷物別おすすめタイプ
– デリケートな荷物(衣類、書籍、電子機器): 屋内型・宅配型
– 大型・重量物(家具、バイク、タイヤ): 屋外型
– 長期保管(思い出の品、季節用品): 宅配型
3. セキュリティ対策を徹底チェック
大事な荷物を預けるとなれば、セキュリティ対策がきちんとされているかどうかも気になるところです。特に、一番注意が必要なのが屋外型のトランクルーム(コンテナタイプ)です。
セキュリティチェック項目
– 防犯カメラの設置状況
– オートロックの有無
– 警備会社との契約
– 管理人の常駐状況
– 周辺の照明設備
4. 初期費用と月額料金の総合判断
トランクルームの契約には初期費用が必要になりますが、これも注目しておきたいポイントのひとつです。
主な初期費用項目
– 月額料金(当月分・翌月分)
– 事務手数料
– 鍵代・セキュリティカード代
– 管理費
– 保証料・保険料
短期利用なら初期費用の安さを、長期利用なら月額料金の安さを重視しましょう。
5. サービス内容と保証制度
基本的には盗難や事故などの心配はほとんどありません。しかし、盗難や火災など万一のことが発生しないとも言い切れません。そういった場合に、保険・保証金がおりるかどうかも確認しておきたいポイントです。
確認すべきサービス内容
– 24時間利用可能か
– 保険・保証制度の内容
– 台車やエレベーターの有無
– スタッフサポート体制
おすすめトランクルーム15選【タイプ別比較】
屋内型トランクルームおすすめ5選
1. キュラーズ
– 特徴: セキュリティ面に強く、入館・退館時にはセキュリティカードを持っていないと出入りができないため関係者以外が中に入ることはありません
– 料金: 月額6,000円〜
– エリア: 首都圏・関西圏
– おすすめポイント: 清潔感抜群、スタッフ常駐
2. ハローストレージ
– 特徴: 全国に2,000店舗以上ある、業界最大手。収納スペース数も最大級で利用者が多いため、1室あたりの料金を安くできます
– 料金: 月額3,000円〜(キャンペーン適用時1,500円〜)
– エリア: 全国
– おすすめポイント: 店舗数が多く選択肢豊富
3. 加瀬のレンタルボックス
– 料金: 月額2,000円〜
– エリア: 関東・関西・東海
– おすすめポイント: コストパフォーマンス良好
4. U-SPACE
– 料金: 月額4,000円〜
– エリア: 関東圏
– おすすめポイント: プレハブ専門企業の信頼性
5. スペースプラス
– 特徴: 屋外にあるレンタルボックスが充実
– 料金: 月額3,500円〜
– エリア: 全国
屋外型トランクルームおすすめ5選
1. ドッとあーるコンテナ
– 特徴: 低価格で最短即日に借りられます。また屋外型・屋内・バイク収納型から、使いたい目的にあわせてトランクルームを選べる
– 料金: 月額2,000円〜
– エリア: 関東・関西・九州
2. イナバボックス
– 特徴: 台車を設置してあるので、荷物をまとめて運ぶことができます
– 料金: 月額1,800円〜
– エリア: 全国
3. アルファトランク
– 料金: 月額2,500円〜
– エリア: 関東・関西
4. オレンジコンテナ
– 料金: 月額2,200円〜
– エリア: 関東
5. マリンボックス
– 料金: 月額2,000円〜
– エリア: 関東・関西
宅配型トランクルームおすすめ5選
1. minikura(ミニクラ)
– 特徴: 業界大手の寺田倉庫が運営するサービス。取り出し料が無料になる条件が用意されているなど、シンプルながら低価格で高クオリティのサービスが売りです
– 料金: 月額275円〜
– 保管環境: 温湿度管理完備
2. サマリーポケット
– 特徴: 「Sumally」というSNSを手掛けている株式会社サマリーが運営するサービス。業界大手の寺田倉庫が保管をしてくれる急成長中のサービスです
– 料金: 月額275円〜
– 特典: 写真撮影サービス有り
3. エアトランク
– 特徴: 東京都・神奈川県など、関東の対象エリアで提供している宅配型トランクルームです
– 料金: 月額2,948円〜
– サービス: 集荷・配送費無料
4. risoco(リソコ)
– 特徴: 阪急阪神東宝グループが運営する、宅配型トランクルームサービスです
– 料金: 月額330円〜
– 特徴: 本専用プランあり
5. CARAETO(カラエト)
– 料金: 月額500円〜
– 特徴: アプリで簡単管理
トランクルーム利用時の注意点と活用法
利用時の禁止事項を把握しよう
現金や権利書などの貴重品類は、セキュリティがしっかりしているトランクルームでも保証不可の施設がほとんどです。また、引火する危険がある灯油の入ったストーブやガソリンなども、安全上預けることができません。
主な禁止・注意事項
– 現金、権利書、貴重品
– 危険物(ガソリン、灯油など)
– 生もの、腐敗する物
– 動物・植物
– 臭いを発する物
賢い活用法とコツ
1. 季節用品の保管
スキー板やスノーボードなどの特定の季節しか使用しないものは、オフシーズンにトランクルームに預けるのも一つの方法です。
2. 引越し時の一時保管
引越しや出張などで、数ヶ月間だけ保管しておきたい家具や家電をトランクルームに預ける人も多いようです。
3. 防災用品の分散保管
自宅から備蓄していた物が持ち出せない場合、自宅とは別に、トランクルームにも預けておくと安心です。
契約前の最終チェックリスト
契約を決める前に、以下の項目を必ず確認しましょう。
料金関連
– [ ] 月額料金
– [ ] 初期費用の内訳
– [ ] 最低利用期間
– [ ] 解約手数料
– [ ] キャンペーン適用条件
利用環境
– [ ] 立地・アクセス
– [ ] 利用可能時間
– [ ] 駐車場の有無
– [ ] 搬入・搬出の利便性
セキュリティ・保証
– [ ] 防犯カメラ設置状況
– [ ] セキュリティシステム
– [ ] 保険・保証内容
– [ ] 緊急時の連絡体制
契約条件
– [ ] 契約期間
– [ ] 更新手続き
– [ ] 解約条件
– [ ] 利用規約
まとめ:あなたにピッタリのトランクルームを見つけよう
トランクルーム選びで最も重要なのは、あなたの利用目的と予算に合ったサービスを選ぶことです。
初心者におすすめの選び方手順
1. 保管したい荷物の種類と量を明確化
2. 予算(初期費用+月額料金)を設定
3. 利用頻度と立地条件を検討
4. 3つのタイプから最適なものを選択
5. 複数社を比較検討
6. 見学・問い合わせで最終確認
料金の安さ × 充実した設備 × 上場企業の信頼感で人気。満室または空き部屋10件未満の店舗ばかりなので、最寄りに空き部屋あったらラッキーですよという状況もあるため、早めの行動が肝心です。
トランクルームは、現代の「持たない暮らし」を実現する便利なサービスです。この記事を参考に、あなたの生活をより快適にするトランクルームを見つけてください。狭い住空間を有効活用し、大切な荷物を安全に保管できるトランクルームで、新しいライフスタイルを始めませんか?
最初は小さなスペースから始めて、必要に応じてサイズアップしていくのもおすすめです。まずは気になるサービスに問い合わせをして、実際の使用感を確認してみましょう。きっと、あなたにピッタリのトランクルームが見つかるはずです。
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